2023.12.01
ノーリフティングケアとは
ノーリフティングケアとは、ご利用者にも職員にも身体に負担がかからないようにするために「持ち上げない」「抱え上げない」「引きずらない」等といったケア方法です。
三篠会では、ノーリフティングケアのことを、Position And Motion Assist(略称:PAMA)と称し、ノーリフティングケアの推進・定着に力を入れています。
普段私たちは、「椅子から立ちあがる」「寝返りをうつ」といった何気なくしている動きがたくさんあります。
その何気ない動きには、人の身体の仕組みを基に自然と動かしています。その動かし方や動きを助ける福祉用具(リフトなど)を知らず人の力のみで抱え上げを続けることで、ご利用者は持ち上げられる恐怖や痛みを感じる方もいます。
職員にとっても腰痛をはじめとした身体的負担による離職に繋がるかもしれません。
そのことから、三篠会ではノーリフティングケアを積極的に取り入れています。
例えば、リフトの使用や、身体に合った車椅子の選定、安楽な姿勢を維持するためのクッションやベッドマットレスの選定、筋力に合わせた移乗動作などがあります。
PAMAには、姿勢・移乗マイスター制度があり、法人内外でのノーリフティングケアの推進に寄与した場合、「ジュニアマイスター」⇒「マイスター」⇒「シニアマイスター」の資格を取得できます。
マイスター以上になると、法人内外の施設へ赴き、指導を行う等、PAMAの推進・指導を行うことができるようになります。