藤野望美（特別養護老人ホーム三篠園　ケアスタッフ）

子どもの頃から祖父母と同居していて、すごいおばあちゃん子だったんですよね。言葉ではうまく説明できないのですが、おじいちゃん・おばあちゃんと一緒にいると、ホッとできるような感じがあるんです。
なので、仕事に就くなら、やはりおじいちゃん・おばあちゃんのお役にたてる職業がいいなと、自然に考えるようになりました。

でも介護の仕事は、おじいちゃん・おばあちゃんが好きっていう気持ちだけでは、難しい仕事だなーということも、入社してすぐに感じました。
介護度の高い利用者の方は、何をしてあげたらいいのか分からないし、不安だらけでしたね。
そんな時でも、やっぱり私の気持ちをホッと和ませてくれるのは、利用者のおじいちゃん・おばあちゃんたちなんです。
あまり理解できない方でも、例えば「いいお天気ですね～」と声をかけると、嬉しそうな表情を返してくださるんですよ。「あ～この仕事が好きだな」と改めて感じる瞬間です。

実は社内恋愛で結婚しました。
三篠会は意外に多いんですよ。やはり、人との関わりが好きという、根幹にある価値観が一致するということが大きいのかもしれません。
私たち夫婦の場合は特におじいちゃん・おばあちゃんが大好きという部分ですね。

介護の仕事に就いて、現在4年目ですが、私はまだまだです。
身近な先輩方は10年超えてる方が多いですし、いい目標になっています。
やはり判断が早く的確なんですよね。
そういう方たちに追いつけるように、これからもがんばっていきたいですね。